お弁当づくりのリズム
2026年6月28日(日)のコラム
梅雨の季節。外の湿気に負けず、お弁当作りを楽しむ毎日が続いています。空がどんよりと曇っていると、どうしても気分も沈みがちですが、そんな時こそ心を込めたお弁当を作ることが、私のリズムとなっています。
お弁当作りは、単なる食事の準備以上のものです。朝の静かな時間、ゆっくりと食材を切り、焼き、煮る。その一つ一つの行為には、日常を豊かにする魔法が宿っているように思います。色とりどりの野菜を並べていくと、まるで小さな絵を描いているような気持ちになりますし、自分の手で作ったものが誰かの元に届く瞬間を思い描くことが、私の心を温かくしてくれるのです。
特にこの時期、旬の食材を使うことは、食卓に活気をもたらしてくれます。例えば、今が美味しいアスパラガスや、新鮮なミニトマトを使うことで、色も香りも一層引き立ちます。また、梅雨という湿気の多い季節でも、しっかりと水分を含む食材を選ぶことで、元気な一品を作ることができます。毎日のメニューに変化を加え、旬の恵みを感じながら、お弁当作りを楽しむことが、私の小さな幸せです。
お弁当を作ることには、手間をかけることで食材への愛情を伝えられるという面もあります。特に子どもたちにとって、毎朝のお弁当は、親の愛情を感じる瞬間でもあるでしょう。お弁当箱に詰まった色とりどりの食材は、忙しい朝に一瞬の楽しみを与えてくれますし、時には「今日は何が入っているかな」とワクワクする気持ちにもなるのでしょう。
また、お弁当作りは自分自身のリズムを整えることにも繋がります。例えば、前の晩に下ごしらえをしておくことで、朝の時間に少し余裕ができ、その日の予定や目指したいことに向かって進む力を与えてくれます。忙しい日々の中で、お弁当作りを通じて、自分を整える時間が持てるのは、非常に貴重な体験だと感じます。
梅雨の季節、お弁当作りは何か特別な儀式のように思えることもありますが、そのリズムの中に、私たちの日常を豊かにする力が秘められています。小さなお弁当の中にこめられた思い出や、心のこもった一品が、これからの季節も一緒に歩んでいくのです。どんよりとした空の下でも、色鮮やかなお弁当で、明るい気持ちを保ち続けたいと思っています。